マイクラJE – 前提MOD Minecraft Forge の導入手順

この記事では、MinecraftでMODを動作させるために必要される前提MODの一つMinecraft Forgeの入れ方について解説しています。

  • 解説例にはMinecraft 1.12.2を使用しますが、異なるバージョンにおいても手順は変わりませんのでご安心ください。
  • MinecraftへのMODが初めてという方はこちらの記事を参考にしてください。
目次

前提MOD Minecraft Forgeとは

製作者LexManos, cpw, Mezz, fry, Spacetoad, Eloraam
公式サイトMinecraft Forge
最新バージョンLatest版: 1.18, 1.18.1
Recommended版: 1.17.1
前提MOD
Minecraft Forge最新情報(2022/02/22時点)

Minecraft Forgeとは、MinecraftでMODを動作させるために必要される前提MODの一つです。

多くのMOD製作者は、Minecraft Forgeのような前提MODありきでMOD制作を行っている場合が殆どです。そのため、多くのMODでは何らかの前提MODの導入が必須とされています。

MinecraftForgeは非常に更新頻度が高く、機能の追加・調整が頻繁に行われます。その為、バグや不具合を修正した安定板(Recommended)と、最新の状態である最新版(Latest)の2種類が用意されています。普段使いとしてはRecommended版で問題ありませんが、ベータ版やMinecraftForgeの最新機能を利用するMODを使う際はLatest版が必要になる場合もあります。

Minecraft Forgeの導入手順

Minecraft Forge 導入の流れ
  1. 使用するMinecraftバージョンの動作確認(推奨)
  2. Minecraft Forgeのダウンロード
  3. Minecraft Forgeのインストール
  4. プロファイル(起動構成)の作成とゲームディレクトリの編集
  5. Minecraft Forgeの導入確認
  • Minecraft ForgeはMinecraftと同じバージョンでないと動作しません。Minecraft 1.12.2にはForge 1.12.2、Minecraft 1.16.5にはForge 1.16.5といった感じです。遊びたいMinecraftのバージョンに合ったMinecraft Forgeを入れてください。
  • バージョンによってはMinecraft Forgeの安定版(Recommended版)が無いことがあります。その場合は違うバージョンにするか、最新版(Latest版)を使用してください。

使用するMinecraftバージョンの動作確認(推奨)

未だ遊んだことがないMinecraftのバージョンへのMOD導入を検討されている場合は、MODを入れる前にMinecraftをプレイしておく必要があります。理由は以下です。

  • 目的とするMinecraftバージョンのワールドデータファイルを予め生成しておく必要があるため。
  • MODを導入したことで障害が発生した際に、MINECRAFTに問題があるのではなくMODに問題があったのではないかと推測しやすくなるため。

解説例にはMinecraft Forge 1.12.2を使用します。「まずは解説通りに試してみる」という方はMinecraft 1.12.2が正常に動作するかどうか確認してください。「自分が使いたいバージョンを、解説に沿って入れてみる」という方は、使いたいMODのバージョンに合ったMinecraftの動作確認を行ってください。

Minecraft の動作確認手順

やることはシンプルで、対象バージョンのワールドを作成してワールドデータを読み込み、バグなどの問題が発生していない確認するだけです。

  1. Minecraft Launcherを起動。
  2. Installations(起動構成)をクリック。
  3. 「(+)New…(新規作成)」をクリック。
  4. 「NAME(名前)」を適当なものに変更。
  5. 「VERSION(バージョン)」を適当なものに指定(本記事に沿ってやる場合は1.12.2)。
  6. 「Create(作成)」をクリック。
  7. 作成したプロファイルで「Play」をクリック。
  8. 「シングルプレイ」→「ワールド新規作成」。
  9. 地形データが読み込まれマイクラの画面が表示されたら少し歩き回る。
  10. マイクラを終了させて終わり。動作確認は完了です。

※動作確認の過程でバグがあるようでしたら、MOD導入の前に解決しておきましょう。

Minecraft Forgeのダウンロード

下記リンクよりMinecraft Forgeの公式サイトに移動してダウンロードの作業を行います。

サイトに移動したら、サイドメニューにある「Minecraft Version」でバージョンを選択(導入したいMinecraftのバージョンに合わせて選択)。本記事では1.12.2を選択します。

次に右側の「Download Recommended」にある「Installer」をクリック。

「Installer」をクリックすると、次のような画面が表示されるます。画面右上に注目してください。画面右上に出ている秒数カウンターは約5秒からカウントダウンが始まり、0秒になると「SKIP」と表示されます。

「SKIP」が表示されたのが確認出来たら、その「SKIP」をクリックしてください。するとMinecraft Forgeのダウンロードが開始されます。

ダウンロードが完了するとブラウザのウインドウ下に警告文が表示されます。

「この種類のファイルはコンピュータに危害を与える可能性があります。」

これはMODが改造データであるためです。MODがどういうものか理解していない方は、こちらの記事の「MODを利用する際の注意事項」の項目をよく読んだ上で納得できた場合、先に進むようにしてください。

「保存」を押せば保存が完了し、「破棄」を押せば保存を中止することができます。

Minecraft Forgeのインストール

Minecraft Forgeのファイルをインストールします。先程ダウンロードしたファイルをクリックして実行してください。

「Install client」が選択されていることを確認。Minecraftのインストール先はデフォルトでは以下のようになっています。意図的にインストール先を変える際以外は、このままで問題ありません。

C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\.minecraft

「OK」をクリック。

処理が終わり、「Successfully installed client profile forge for version 1.12.2-forge-14.23.5.2854(例:X.XX.X-forge-XX.X.X) into launcher, and downloaded 18 libraries」が表示されればインストール完了です(※処理には時間がかかる場合があるので、気長に待ちましょう)。

プロファイル(起動構成)の作成とゲームディレクトリの編集

MODを利用する際、利用を考えているMODにバグが含まれているとワールドのデータが破損する恐れがあります。これを防ぐためにMinecraft Forge専用のプロファイルを作る必要があります。

しかし、このMinecraft Forge専用プロファイルですが、Forgeのインストールを行った時点で自動的に作成されている方とそうでない方がいるようです。そのため「プロファイルが自動的にインストールされている方」「プロファイルが自動的にインストールされていない方」の2パターンに分けて解説を行っていきます。

※解説ではゲームディレクトリの指定先をRoming直下に作成します。指定先はデスクトップ上でも問題ないのですが(というか人によってはこちらの方が使いやすくて良いかも)、私はデスクトップ上にフォルダが散乱するのが好きでは無いのでこの方法を取っています。

この先の作業でこのような文面を目にすることがあると思います。「こちらの起動構成は変更されており、ゲーム内のプレイヤーに対する安全保障がない可能性があります」や「最新のプレイヤー安全機能に対応していない古いバージョンです」などです。これらに対しては公式FAQがありますので、気になる方は見ておくと良いかもしれません。基本は無視で問題ありません。
Minecraft: Java Edition – Player Safety Features FAQ – Home

STEP
マイクラを起動してください。

「Minecraft Launcher」をクリックしてマイクラを起動。

STEP
「Installations(起動構成)」をクリックしてください。

Minecraft Launcherが起動したら管理画面にて「Installations(起動構成)」をクリック。

STEP
「Installations(起動構成)」にダウンロードしたForgeがあるか確認してください。

Installations(起動構成)画面に、forge 1.12.2-forge(X.XX.X-forge)というファイルが存在すれば自動的にインストールされています。

STEP
ダウンロードしたForgeのファイルを編集します。

ダウンロードしたMinecraft Forgeファイルの右にある「…」をクリックして「Edit(編集)」をクリック。

STEP
「名前」と「バージョン」を確認してください。

「NAME(名前)」に後で見分けがつきやすいよう名前を入れて、「VERSION(バージョン)」が正しいかどうかを確認。

STEP
Game Directoryの編集します。

この作業は必要である方のみ行ってください。

Game Directoryの編集を行う理由は以下です。

  • .minecraft以下に存在する、Minecraftの元データを保護するため(破損などから)。
  • 長年遊んでいると膨らみがちなワールドデータを分けることで管理しやすくするため。

本サイトではRoamingフォルダの下に.minecraft Game DirectoryというGame Directory用のフォルダを作成します。理由は.minecraft.minecraft Game Directoryが並んで表示されると見やすいと思うからです。

では、やっていきます。

Game Directory(ゲームディレクトリ)にて「参照」をクリックしてください。

フォルダーの参照ウインドウが表示されたらRoamingフォルダをクリックした後、「新しいフォルダーの作成」をクリック。その後、作成したフォルダーの名前を.minecraft Game Directoryに変更してください。

Roamingフォルダの下に.minecraft Game Directoryフォルダが作成出来たら、.minecraft Game Directoryをクリックして「新しいフォルダーの作成」をクリック。作成したフォルダの名称を先程のMinecraft Forgeプロファイルの「NAME(名前)」と似たものに変更。

作成したフォルダを選択した状態で「OK」をクリックして後、Installations(起動構成)の編集画面で「保存(緑)」をクリックしてください。

Minecraft Forgeの導入確認

最後に、Minecraft Forgeが正常に入っているか確認しましょう。

Installations(起動構成)画面から編集したMinecraft Forgeのプロファイル探して「プレイ」をクリックしてください。起動後、画面左下にMinecraft Forgeの表記(例:Forge XX.X.X)があるかを確認してください。

Minecraft Forgeの表記が確認できれば導入は完了です。

表示されない場合は、これまでの手順のどこかで不備があったものと思えます。手順を遡りながら原因を探るか、再度、「Minecraftの動作確認」から行われることをおすすめします。また、お急ぎでない場合は、記事下部にあります「コメントエリア」より症状及び疑問点をいただければ、確認次第ご連絡いたします。

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  • なお、コメントをされる場合は本記事をブックマークしていただき、定期的にコメントエリアに返信が無いか確認してください。
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Minecraft Forgeのアンインストール方法(おまけ)

長いことマイクラで遊んでいると、Minecraft Forgeに限らず前提MOD系はPC内に大量に溢れかえることがあります。そんな時は古くなったForgeを整理するでしょう。

ここではMinecraft Forgeのアンインストール方法を書いておきます。

Minecraft ForgeのInstallerで保存先を指定する際、デフォルトの保存先を指定していると、以下の階層に各バージョンのForgeが積もっていきます。

# Windowsの場合
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\.minecraft\versions

# Macの場合
~/Library/Application Support/minecraft/versions

なのでversionsフォルダを開けば、積もったMinecraft Forgeが確認できます。基本的には.jarファイルと.jsonファイル両方を削除したいと思うので、X.XX.X-forge-XX.X.Xというフォルダを丸ごと削除すればOK。

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