サイトのトップページにウクライナで撮影された写真が表示されるようにした話

本サイトのトップページ (https://utakataworks.com) では以前からUnsplash上に公開されている画像をランダム表示している。その場所に、今はウクライナで撮影された写真が表示されるようにした。
現在、ウクライナでは理不尽な戦争が起きている。21世紀とは思えない現状に、世界は自分事としてこの戦争の行方を見つめている。ウクライナから地理的に離れた日本では寄付の流れが加速している。在日ウクライナ大使館が設置した寄付金の窓口には20億円が集まったらしい。赤十字を初めとする国際支援団体に設置されている寄付窓口も含めれば、より多くの額になるだろう。僕も「自分に出来ることを」と考え微力ではあるが寄付した。

その後、他には出来ることはないかと考え思いついたのが、サイトのトップページにウクライナで撮影された写真を表示することだ。
毎日のように目にするウクライナの景色は、荒廃した姿だ。その景色はウクライナの今であり、この先戦争が終結して復興が始まった時に目にする景色はウクライナの未来だ。戦争が始まる前の、ウクライナの過去は、もう記録を通してしか知ることはできない。ウクライナはどんな国なのか、どんな景色があったのか、そこに暮らす人々はどんな人たちで、笑顔はどんなか。
これを知る機会を、個人のサイト運営者として提供するのはどうだろうかと考えた。そして誰かが現地で撮った写真を使えば、僕というフィルターを通さず、ウクライナの景色をありのままに伝えられるのではと。
写真の取得にはUnsplash APIを利用した。APIを利用して、Unsplash上に公開された世界中のphotographerが撮影したウクライナの写真を取得し、Unsplash Licenseのもとでトップページのメインビジュアルとして使用している。
写真を見て気になった人はUkraine Pictures | Unsplashなどで、もっと多くのウクライナの景色を見てみてはいかがだろうか。過去のウクライナの景色を知ることも、今、僕たちにできることなのではないかと考える。
記事にはウクライナ出身のRostislav Artovさんの写真を使わせていただいた (Photo by Rostislav Artov on Unsplash) 。2018年の12月にUnsplashに投稿された写真だ。彼のYoutubeを見る限り無事ではあるようだ。この先も大切な人たちと共に、どうかご無事で。
Слава Україні! Героям слава!
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